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「開発より保全」の国土計画との大きな差

 国土審議会でも、国土計画において開発より保全という方向性を出し、「保全」を第一に掲げているのですが、千葉県や県内の自治体が未だ古い体質でことを進めている様子に運動にかかわる皆様のご苦労に頭が下がる思いです。

 「環境の世紀」という認識と、我々人間が地球から間借り人であるということの認識が全くないということをDVDは示していますね。さらに洞爺湖サミットの戦略では、低(脱)炭素化社会、自然共生型社会、資源循環型社会を目指すと提唱しているのに、未来をみすえた全体的な視野からきめ細やかな対話を積み重ね、地域住民の幸福度を高めていくという姿勢が松戸市の職員に見られません。

 「生きられた空間」を利便性の名のもとに破壊してきた大人の責任は大きいですね。私たちに子どもの未来を奪う権利はもはやないと思います。

 江戸時代からの建物を残し、まちの中の緑や生き物を守ることこそ、未来の子どもへの贈り物だと思います。

 今、日本のあちこちで、遠いところで静かに小さな変革の波が起こっています。センス・オブ・プレイスに裏付けられた持続可能な地域づくりこそ、日本を元気にしていくことにつながると思います。里山・里地づくりだけではなく多くの人が住み、精神的安寧を求めるところ、都市にこそ「命のつながりを学び、育む場」こそ必要なのです。

 「関さんの森」を守る様々な組織が連携し、運動を継続し、輪を広げていくことを応援していきたいと思います。

 小澤紀美子(東海大学特任教授)

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